今回は、NISAと投資信託について、確認していきます。
NISAの仕組み
NISAとは、少額投資非課税制度のことをいい、2014年1月からスタートした制度です。
上場している株式や投資信託の売却益や配当金の源泉税率が20.315%(国税15.315%、住民税5%)になりますが、NISAを活用すると源泉税がゼロになります。
NISAには、年間投資額100万円までで、公募株式投信と株式が対象であり、上場している株式や投資信託の売却益や配当金が5年間非課税という特徴があります。
よって、分配金が年2回ほどの投資信託は、NISAを利用すると、5年間で10回の分配金を源泉税が引かれることなく、受け取れます。
このメリットはかなり、大きいといえます。
また、投資信託は、年間投資額100万円という限度額の条件にあっている商品であり、NISAとの組み合わせに最適の金融商品であるといえます。
投資信託の仕組み
投資信託は、運用の専門家のファンドマネージャーが投資家に代わり、投資家から集めた資金を、債券や株式に分散投資して、その成果を分配金として、投資家に還元する仕組みを持つ金融商品です。
ファンドは、基本的に運用される資産のことをいい、個々の金融商品になります。
投資信託のファンド選びのポイントになることが、いくつかあります。
まず、信託報酬ですが、1%以内が目安といわれています。
日経225やTOPIXに連動する日本株のインデックスファンドの場合は、0.5%程度です。
したがって、これらのファンドは妥当な商品でしょう。
また、投資信託では、購入する際にかかる販売手数料もポイントです。
ノーロードという商品は、販売手数料がゼロになっています。
同じ商品でも証券会社により、販売手数料が異なるので、注意すべきです。
投資信託の残高を表す純資産の総額は50億円が目安になります。
よって、長期間で、純資産の総額が高い水準で推移し、多くの人から注目されている投資信託を選ぶとよいでしょう。
なぜなら、純資産総額が多いということは、ファンドマネージャーが自由に資金を動かすことができるので、運用が安定してるといえるからです。
運用期間が、短期間の場合、特殊な要因で値動きをしている場合があるので、運用期間は3年が目安となります。
また、ファンドを選ぶ際は、同じタイプのファンドと運用実績を比較することがポイントです。
おすすめの投資信託の商品
初心者の方におすすめな投資信託の商品としては、インデックスファンドをお勧めします。
インデックスファンドは、日経平均株価や東証株価指数(TOPIX)などの値動きに連動する運用成果を狙う投資信託です。
インデックスファンドの中で、ニッセイ日経225インデックスファンドという商品が特におすすめです。
なぜなら、日経平均株価は、毎日、新聞やニュースで流れていて、なじみやすいからです。
ニッセイ日経225インデックスファンドは、日経平均株価に連動した投資成果を目指すファンドです。
ニッセイ日経225インデックスファンドは、信託報酬も0.3%以下で、最安の水準であり、販売手数料も無料となっています。
いかがででしょうか。
最近、日本株は好調であり、株価が上昇傾向にあります。
個別の株に狙いを定めるには、研究が必要であり、企業の業績を読む財務分析の力も必要とされます。
投資信託は、個別銘柄ではなく、日経平均や先物指数などに連動してるため、投資はしやすいといえます。
また、株や債券ばかりでなく、不動産に投資している不動産投資信託(リート)というものあり、商品の種類が多いです。
よって、NISA制度を活用して、投資信託の購入を検討してみてください。