今回は、おすすめの国際金融商品について、確認します。
外貨預金
外貨預金は、利回りが高いのが特徴的です。
例えば、豪ドル建てで定期預金に預け入れたとします。
豪ドルの定期預金は、2015年3月時点で、ネット銀行で最大で金利が3%となります。
よって、1万豪ドル(1豪ドル=100円の換算で100万円)を1年間、預け入れると、1万豪ドル×3%=300ドル(円換算だと3万円)の金利がつきます。
国内の定期預金の場合、2015年3月時点で、最大で金利0.2%となります。
よって、100万円を1年間、預け入れると、100万円×0.2%=2,000円の金利がつきます。
金利の差としては、3万÷2,000円=15倍もの差になります。
仮に、豪ドルが100円から98円になり、2円の円高になったしても、為替差損は、2円×1万豪ドル=2万円です。
金利の3万円から2万円の為替差損を差し引きしても、1万円の利益です。
よって、日本国内よりか豪ドルの定期預金が、かなりおトクであるといえます。
豪ドルの場合、ネット銀行で最安でも、片道40銭の手数料がかかります。
豪ドルを購入時に1豪ドル=100円であれば、100円に40銭をプラスして、100円40銭で購入することになります。
よって、1万豪ドルの購入では、100万4千円が必要になります。
そして、1万豪ドルを日本円に戻すときは、100円から40銭をマイナスして1豪ドル=99円60銭で、日本円を購入することなります。
よって、1万豪ドル×99円60銭=99万6千円となります。
外貨預金に投資する場合、手数料の負担を充分に考慮しなければなりません。
外国為替証拠金取引(FX)
外国為替証拠金取引は、通称FXと呼ばれています。
FXの最大の魅力は、レバレッジが利用できることで、少額の証拠金でも証拠金以上の取引が可能になるということです。
例えば、1万円の証拠金でもレバレッジが20倍であれば、20万円の取引きが可能になります。
かつては、レバレッジ100倍という取引も可能でしたが、現在は規制がかかり、日本では、最大25倍のレバレッジになっています。
そして、手数料が安いです。
例えば、豪ドルの場合で5銭となります。
ただし、スプレッドという手数料が別にかかります。
現在、円安の状況が続いており、レバレッジを生かせば、FXで為替差益を充分、稼げるチャンスであるといえます。
為替の影響は変動的であり、リスクが高いという面があります。
しかし、FXには2国間の金利差を利用したスワップ金利を得るという方法もあります。
例えば、日本円の定期預金の金利は0.1%で、10万円を定期預金に預けると、1年後は、100万円×0.1%=1000円の金利になります。
これに対し、南アフリカランドは金利が5%になります。
よって、南アフリカランドで、100万円相当を定期預金に預けると、1年後であれば、100万円×5%=5万円の金利がつきます。
日本円で南アフリカランドの通貨を10万通貨(1ランド10円で、100万円相当)で買えば金利差は4.9%になります。
1年間預けると4万9000円増え、FXはこれを日割りで毎日受け取ることができます。
1日あたりだと、4万9000円÷365日=133円程度が、毎日スワップ金利として、自動で受け取れることになります。
他にも、ブラジルのレアルやオーストラリアの豪ドルが高金利となっています。
為替のリスクの影響を最小限にしたいなら、レバレッジを低めに設定するという方法もあります。
よって、スワップ金利狙いで、為替のリスクを最少にすれば、安定した稼ぎが期待できるといえます。
いかがでしょうか。
日本の国内の金利は、最低の金利であり、預けておいても、なかなか、金利がつきません。
国際金融商品について、為替の影響を考慮しながら、検討してみてください。