生命保険見直しと加入ポイント

生命保険 生活

今回は、現在、加入している生命保険の見直しと保険商品ごとの加入ポイントについて、確認していきます。

1 生命保険について
将来、自分が急に病気やけがになったら、家族が不安になるいうのが生命保険に加入する主な理由になるかと思います。
よって、家族がいない独身だとしたら、生命保険には、必ずしも加入する必要はないでしょう。
なぜなら、国民健康保険か会社の健康保険に加入していれば、病気やけがになっても、補填してくれるからです。
具体的にいうと、健康保険には、高額療養費制度という制度があります。
高額療養費制度とは、医療費の一定額については、国が負担してくれるという制度です。
よって、独身の場合は、健康保険の補填という意味で、生命保険の検討をすべきでしょう。
生命保険の加入を考えるのは、家庭を持っている人が対象になります。
結婚すると、妻や子供を養わなければなりません。
万が一、病気やけがをして、無収入になった時に、家計の補填をしなくてはいけません。
しかし、生命保険の毎月の負担が、家計に大きく影響してきます。
よって、今後、生活していく上での必要保障額を計算して、毎月の収入で、賄えるプランを検討することになります。

2 保険商品ごとの加入ポイント
保険商品ごとに若い20代から30代と60代の男性の場合で加入すべきポイントを確認してみます。

2_1、死亡保険について
20代から30代で、独身の場合は、死亡保障の必要はないでしょう。
20代から30代で、家族がいるような場合、万が一に備えて、死亡保障をつけておくべきです。
60代で、子供が独立しているような場合は、高い死亡保障は必要ないでしょう。
ただし、葬儀代やお墓代程度が出せる程度の保障は、考えておいたほうがよいです。
2_2、がん保険について
20代から30代は、がんになるリスクは確率として低いので、必要ないでしょう。
ただし、20代から30代でも、妻や子供がいるような場合、死亡保険を優先にしつつ、がん保険も検討すべきです。
60代の場合、胃がんなどになる確率が高くなり、ガン治療に備えた入院保障を考える必要があります。
やはり、1日1万円から1万5千円ほどの保障のあるガン保険を検討してもよいでしょう。
がんによる入院の場合の保障も大事ですが、一時金が給付されるような保険の商品を検討するべきです。

3 生命保険の節約術
生命保険の見直しをするのは、毎月の保険料を節約したいという狙いがあります。
まずは、毎月払いを半年払いや1年払いにすることで、保険料を1,000円ほどであれば、節約できます。
仮に、払い込み期間が10年という事を考えると、仮に1年1,000円の節約であれば、10年で1万2千円は違ってきます。
また、毎月の自動引き落としをクレジットカード払いにしておけば、ポイントの還元が期待でき、節約になります。
そして、加入のタイミング時期ですが、若い時から加入しておけば、掛け金が安くなります。
また、生命保険の見直しも若いうちに、結婚したら、すぐのタイミングがベストでしょう。
さらに、ネットの生命保険を利用して、保険料を節約する方法があります。
工夫次第で毎月の保険料は節約できるので、検討すべきです。

4 生命保険の見直し例
生命保険の必要な保障額の割り出しは、資産から負債を差し引いて、計算します。
資産は、貯蓄と金融資産である株式、夫の退職時の退職金になります。
仮に貯蓄が600万円、株が300万円、退職金が500万円とします。
負債としては、家族の葬儀費用と生活費の不足分です。
仮に家族の葬儀費用70万円、生活費の不足分200万円×25年=5,000万円とします。
資産から負債の差額は、(600万円+300万円+500万円=1,400万円)−(70万円+5,000万円)=△3,670万円となります。

よって、必要な保障額3,670万円を満たすように、死亡保険を中心のプランを検討をします。
現在の保険の保障金額で不足であれば、新たな別の商品の加入を検討します。
逆に、足りていれば、月々の負担が減るようなプランへに切り替えるか、解約して、別のプランへの変更を検討します。